子どもの頃から，
朝起きはよかったためしがなくて，
幼稚園の時は登園を泣いて嫌がり，乳母車に乗せられて運ばれた・・・。
（今思えばはずかしい。。。

小学校３年の時は，担任が意地悪な先生で
「おまえは女の中でいちばん字が下手だな。」とか
「忘れ物世界一だ。」とか
「カバン・机・ロッカーを整頓しなさい。だらしない。」とか言われてて，
いつもうんざりしてた。
小学校６年間がそんな先生ばかりではなかったし，
今思えばひどかったのは一部の先生だけだったと思う。
（自分が先生だったらそんなことしない
でも自己評価を低くするには十分だったな。

中学・高校では授業中に寝てたり，宿題しなくても，
クラスであまりバカにはされなかった。
運動だけはわりとできたし，
成績もテストの点はそこそこ悪くなかった。
クラスと，部活の輪とがまったく関連性のないコミュニティだったことで
それぞれの仲間から，私が「居場所のある人間として認識されている」
という妙な安心感があった。
たとえ陸上部の中でいちばんトロい人間だったとしても。

大学の時は・・・
ひとりぐらしして，ちゃんとしようと思っていたのに，だらしなくしてた。
ごはんや，洗濯や，掃除なんかを，きちんとしたかったのにできなくて，
結局「心臓に毛が生えてるキャラ」を演じることにして，
起きようと思ってる時間に起きれず，
単位や，バイトや，友達づきあいも，
本当はきちんとちゃんと誠実にやりたかったのに・・・
好きな彼氏ができたら，それにのめり込んで，いろんなことをほったらかして。
あげく，
思い出したくもない，穴だらけで不健康な学生時代にしてしまった。

・・・だんだん自分を嫌いになった。

しいて言えば，自分が好きだったことなんて一度もないかもしれない・・。

大人になって働き始めたころ，
父親が私よりももっといいかげんなことをしてたくさん借金を作ったので，
返って自分のだらしなさを見なくてよくなって，楽になった。

当時，朝も昼も夜も，寝る時間を惜しんで働いたけど，
時間にとらわれることなく働けるのは
わたしにとって，毎日同じ時間に同じことをするよりも，よほど楽だった。
「この責任が自分にない」って事も，とても楽だった。
猛烈な起きおいで借金を返して，
他人からの自分の評価が上がるのも悪くなかったかもしれない。

結婚してからは，
「今度こそきちんとやって行こう。」としばらく頑張ってた。
いや，今も頑張ってる。
で，
もちろん，「きちんとする」というのは，
私目線ではとてもハードルの高い事なので，
ときどき息がつまってくる。

おいしいご飯を作ったり，
部屋の模様替えしたり，
裁縫の仕事をしたり，
お菓子作ったり，

たまに，そういう事はできるんだけれども，
なにがむずかしいって，
普通の，毎日の，ルーティンワークが，とてつもなく，
とてつもなく，
そう。むずかしい。
子どもをちゃんと朝送りだすこと，
毎日洗濯をして畳んでタンスにしまうこと，
ごはんを食べたら片づけをすること，
なんで，世の中の主婦さん達はちゃんとできるんだろう・・・。

まぁとにかく。

おそらく死ぬまで，苦しいのだろうなと思ってしまう。
「たのしー」「うれしー」「しあわせー」
なんてことは・・・・
これまでまったくなかったわけではないけれども，
そういう，いいことは，ほんのちょびっとで，
きっと，
生きている限り，ずっとどこかが苦しいんだろうなと，
思ってしまうな。

何にもがいているのだか。
こんな歳ではもう，できることもわずかなんだが。

まだもう少し死にたくはないなぁ・・・。
死にたくないし，苦しいのも嫌なんだなぁ・・・。

もが　もがもが　もがもがもが・・・

だめだなーと思ったら，
バナナを食べたら，気持ちが落ち着いてくる気がする。

それから，
好きなスイーツを用意して，
丁寧にコーヒーを入れて，
お料理の本をめくって，
ソーイングの本を見る。

そういうことすら面倒になったら，
お風呂を沸かし直して，お昼から湯船につかってしまう。

それでもまだだめで
ｲｲｲｲｲｲｲｲｲｯ・・・・となってきたら，
・・・。
ネットのお友達に愚痴を聞いてもらう・・・

物理的には，なにも期待するものではない。

誰かの・・自分以外の価値観で，
自分を肯定してもらうことを
欲っしているんだなと・・・思うなぁ。
欲しい言葉をくれる誰か・・。

自分の思いを行動を努力を

誰かから，

自分が生きて，今やってることを，

認めてほしいんだなぁ。