カフェを開きたいと思っていた。


カフェを開くのが長年の夢で。だからこのブログの看板にしてみたのです。

夢を見続けてて、とりあえず、目の前の生活をぼちぼち頑張る毎日。
そこからちょっとのきっかけで夢が動き出し、ついにカフェが現実に!!

さて、ここがゴール?
いえいえいえいえ、ここからがスタート。

自分のカフェを持ち、理想と現実のギャップに悩み。
絶賛、試行錯誤と暗中模索の繰り返し。

みたいな日記。

肉めしと、お義父さん

私たち夫婦が結婚したのは、27歳の時だったな。
同級生夫婦です。
あっ!!!うわっ!!!結婚して28年か!!!
ととと・・・とうとう、こっちに来てからのほうが長くなってるじゃないかっ!
・・・・今気が付いた・・・・。
なぜかちょっとショック。



何の話しようと思ったっけ。そうだ、肉めしだ。
これです。


結婚したばかりの頃は、私はまだ実家の仕事(柿の葉寿司屋さん)の手伝いに毎日行ってました。
夫さん家族は、自動車修理工場兼マツダのオートザムのディーラーになってて、丸っこいキャロルっていう車が出て、よく売れてました。まだ社長は義父さんでした。


その頃、我々若夫婦はショールームの二階に住んでいて、早朝にお寿司の手伝いをした後はお昼前ぐらいに帰ってきて、義父さん義母さん夫さんの「お昼ごはんは私が作ります。」と、それまでお弁当を作って持ってきていたお母さんを楽にしてさしあげようと思ったわけです。



ある日、義父さんに聞きました。


わし「お義父さん食べたいものありますか?」
じい「なんでも食べるけどなぁ。」
わし「おいしかったなーって思ったものは?」
じい「そやな。肉めしがうまかったな。」


当時、「にくめし」っていう単語を聞いたことがなかったので、どんなものか尋ねると、
牛肉とごぼうと、いくらかの野菜が入っている、混ぜご飯ということでした。
じいは87歳ですので、14~5歳のころに最後の戦争を経験しています。
まだ中学生だったので、兵隊としてではなく学徒動員と言って、大阪の軍事工場で仕事をしていたそうです。
それで、戦争が終わり、無事に田舎に帰ってきて、まだ食べ物が豊富でないときに近所のおうちで、その肉めしというものをごちそうになって、「これほどうまいものがあったのか。」と、それを忘れられないそうでありました。



…そんな時代の、そういう食に対する欲求そのものみたいなもんを再現しようというのが、そもそもの大間違いだったのかもしれないんですけど、けなげな私はとにかく、肉めしっていうものを言われたとおりに作ってみたわけです。


義父さん、それを見て開口一番、「こりゃ脂っこいで。」
わし 「・・・・。」


・・・まだ、食べてもないやん。味もみないで、まず文句から?


私だって、ごはんに牛肉?って思って抵抗あったから、脂身の少ないところにしたし、細かくしすぎたらお肉を食べるしあわせ感が少ないし、大きすぎても食べにくいと思って気を付けたし、ごぼうは歯の悪いお年寄りを気遣ってやわらかく炒め煮にしたのに。
食べてみて、よしいける。と思ったから出してるのに、食べてもみずにそんなこと言う?



じいさんの希望をかなえようとした私への感謝の言葉は なし?


そして、それがまずかったかと言うと、
「あれ、うまかったわ~。」
と、あとから感想はいただきました。



結婚して以来、夫さんの家族の食生活を知るにつれて
義父さんは、あんまり味覚が達者ではないということが分かってきました。
義母さんは、いまいちお料理が上手ではないということも分かってきました。
夫さんも、料理できません。センスないです。味覚もあやしいもんです。


でも、あの時初めて作った「肉めし」は、自分としてはとてもおいしかったし、
時々食べたくなるんですよね・・・。そしてこういうやり取りを執念深く思い出す。


「肉めし食べてみる?」と、
またナカムラとタクちゃんを夕ご飯に呼ぶわたし。
ナカムラからお土産にもらった厚揚げを筑前煮にして(ゆで卵入り)

ナカムラからもらったお豆腐を 揚げ出汁にして、
(これ旨かった)

はまぐりとイカとエビのアヒージョと、

(おいしかったのに残ったから翌日パスタにした)

画像取り忘れたけどポークビーンズと。でした。
肉めしはおにぎりにして、白いご飯も炊きました。
タクちゃんほっそいのに、よく食べるんだよね。



ところで、
人にご飯を食べさせるっていうのは、一種の押し売りだと思っています。
辛口甘口、人さまざまで万人の口に合うようにはできませんので、「自分がおいしいと思った味」を押し付けるわけです。
お店だったら、その味が気に入らなかったら行かなきゃいいだけのことで。


タダで食べる場合には、少々気に入らなくても
「ありがとう!」「おいしいでーす!」って言うべきだと思います。
夫さんなんて、「おいしい?」と聞いたら「熱い」と答えるようなやつなので、
批評みたいなもんは はっきり言って、わしゃいりません。


評価が欲しい時は、具体的に尋ねますから。辛い?甘い?薄い?とか。
強いて言えば、まずくても「旨い!」って言っとけ!って感じです。


そもそも、感謝が足りませんよね。
義父さんにしても。夫さんにしても。どいつもこいつも。
嫁がめし作って当然と思いやがって~!


(今日はあらぶってるね・・・すみませんでした。)
わたしって、作ったご飯にケチつけられると、極端に機嫌が悪くなるようです。
もしかして、お料理に分不相応なプライド持ってるのかもしれません。
そしてプライドも悪くないと思ってます。みんな敬え!




今朝の体重 72.9kg むーん。なかなか減らない。

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