カフェを開きたいと思っていた。


カフェを開くのが長年の夢で。だからこのブログの看板にしてみたのです。

夢を見続けてて、とりあえず、目の前の生活をぼちぼち頑張る毎日。
そこからちょっとのきっかけで夢が動き出し、ついにカフェが現実に!!

さて、ここがゴール?
いえいえいえいえ、ここからがスタート。

自分のカフェを持ち、理想と現実のギャップに悩み。
絶賛、試行錯誤と暗中模索の繰り返し。

みたいな日記。

泣いちゃったよ、わし。

愚痴ります。


盛大に愚痴ります。


ここだけで終わらせます。他には漏らしません。


吐きださないとムリです。やってられません。


物語というものは、常に単純ではないのです。


悪者がいなくても、つらい目にあうことは、ままあります。


本人が勝手につらがっているだけにしても、


56歳、世の中の甘い辛いをわかったつもりのおばはんでも、


泣いちゃうぐらい、何かを溜めることもあるわけです。。。。。




わしの小学校以来のツレである設計士。
わしを幸せにしてくれるはずの、夫さん。


いま、私を辛がらせているのはこの二人でございます。







カフェを開くことは、わしの、長年の夢でしたが、
正直言って、今作ってもらってるカフェが、最終目標というわけではありません。


だって・・・・
資金がないから、完璧に満足できるものはできないとわかっているからです。


今、私が手にできる条件で、最低限、かつ、最良のお店を。
と思っているわけですが、



設計士は、私の意向を、あまり聞いてくれません。
彼女は必死で考えてくれています。
もちろん、「よかれと思って!」です。
わしも、建築に関して知識なんざ、、からっきしありませんので頼るしかありません。




最初、一応聞いてくれました。
「どんなカウンターにしたい?」
「どれぐらいの広さがいい?」
「ネットで調べてごらん、いろんなのが出てくるから。」



教室行ったり家事や仕事や朝食の仕事したりしながら、
夢広げて、毎晩毎晩、何時間も何時間も、ネット酔いしながら、あれこれ考えました。


画像を集めて、プリントアウトして、
「こんなんです・・。」と彼女に見せると、



「これは家庭用やね。」
「クロスに木目使うと、本当の木の柱が生きてこないでしょ。」
「レンガ調なんてありきたりやね。」
「これも普通過ぎるね。私は気に入らない。」
「こういうのは古いねん。」



いくつもいくつもダメ出しが帰ってきました。



「コーヒーはサイフォンで淹れたいんだけど。」という希望を言いましたが、
図面が出来上がってくると、ど真ん中が作業台ではなくシンクだったり、
カウンターの高さが130だったり・・お客さんとかけ離れてる。
こんなふうにコーヒー淹れるねんと、サイフォンの実演して見せると、
「わかったわかった。」厨房の図面を書き直してくれました。
図面は何枚も何枚も必要です。
平面図だけでなく、それぞれの壁の立面図やら、いっぱい。
めっちゃ手間かけてるな・・と、私は恐縮しました。


私が何か言うと、なんらかが図面に反映されて、書き直されます。
うまく伝わらなかったら、これはない!というような図面になって帰ってきたりします。
どんどん、申し訳なくなって・・・だんだん妥協点を探すようになりました。


「我慢できるラインでいく。」
そんな癖がついてきました。


クロスのカタログなんて、厚み10㎝あるのを3冊も置いていってくれて、
何度も何度も、見直して選んでも、
「これはあなたのイメージじゃないね。」
「こっちの方が可愛いでしょう。私はこっちがいいと思う。」


何度も却下を食らいます。
徐々に疲れてきました・・・。




最終的になんで泣いたかというと、


そんな感じで選んでた、メインテーブルの上の照明のことでした。



どれもどれも却下されて、とうとうブチ切れてしまったのです。


わし「もう、この上にライトなんかいらん!!!」


設計士「じゃあ私が選ばせてもらうわ!」


・・・それはそれは嬉しそうに、言ったのです・・・。



なんで、喜ぶ?


わたしが、自分の店のことを考えるのを放棄したのに、なんで喜ぶ?



設「私からのプレゼントね、お祝いさせて!!」


わし「・・・私の店やで!?」


・・・って、悲鳴上げました。




そこから、2階の自宅部分に引きこもって、
工事の現場に入る事ができなくなりました。





知ってます・・。
彼女、悪気の欠片もないんですよ。
わたしがしんどがってるのはわかるけど、どうしてしんどいのかはわかんないんです。


んで、「もう、えらばない!」と叫んだから、
じゃあ、代わりに選んであげる! と、思っているわけです。







ここにくるまで、何度妥協をしたでしょうか・・。





クロスも、なんとか皆さんに納得していただけるものを選べました。


いつのまにか、店のデザインが変わって杉の腰板?がなくなってたけど、まぁいいやと思いました。
いつのまにか、大きな梁が一本追加になってましたが、
まぁ結果それはかなりかっこいいからOKでしたけど、予算気にしてよと思いました。



カウンターの梁の下の棚は180の高さだから、あまり使わないと思うけど、
大工さんと監督さんが「そんなのいる?」と言うてるのに、「絶対いる。」と言うし、
「ここにニッチあったら便利でしょ。」
とカウンターの真ん中に棚を作ろうとする。
(正直、大工さんの人件費が高いから、シンプルにしてくれた方がいいと思うけど。)


「配膳室の壁いらんでしょ!」
仕出しを受けることもあろうかと思ってわざわざ壁を作ってと頼んでたのに。
「お弁当?仕出し?そんなのする暇ないって。カフェで頑張り!」
でも、役場のイベントでのお弁当は受けられなくなったよ。


「この古い机、タイル乗せたら可愛くなるで!」
自分のタイルで飾ってしまったけど、正直、私の趣味じゃない。


「このテーブル半分に切って棚にしたらいいよ!」
物販する棚は欲しかったけど、小さすぎる。こんなの陳列棚にはならない。
まぁ、飾り棚にはできると思うけど・・・。





全部、私が了承したことですから、今更やり直せとは言いません。
粛々と受け止めますが、私の思惑とは離れていきました。彼女のおかげで。



私が悪かったのは、
一番最初に図面を書いてくれた時に、
「彼女のいう事を聞かなくちゃいけない。」
と思い込んでしまったこと。
そして、彼女に、「コイツは何でも言うことを聞く」と思わせてしまったこと。





まぁ、そんなことで、


「照明、自分で選びたい・・・。」


と、口にしたら、涙ぽろぽろ出ました。というお話。




今更、選ぶ気力もありません。
夫さんに泣きながら訴えたら、
「一番最初に飲み込んだんやから、最後まで全部飲み込め。」
と言われました。
そりゃそうだと思います。
でも限界でした。
自分のお店で、自分でお金出すのにね。
これだけ否定されるのかと。
人格そのものを否定された気分ですよ。
実際に、経験に基づく理屈はあるのだろうと思いますし、聞いておけば間違いはないと思います。
ただ、私の神経はもうボロボロです。



ふいに怒りが湧いてきたり、


あきらめの境地になったり、


もっと前向きに、彼女を受け入れるべきなのか。



どう思います?




彼女は、本当に、「私にとって一番いいこと」
を、選択し続けてくれてるんですよね・・・・。


なんでこんなにしんどいのかな。





今日は彼女は、他の現場の仕事で来てませんが、


これ、吐き出したら、
もう一度彼女と仲良くお店のこと考えなくちゃいかんのか・・。
できあがるまで、何度ため息をつくのか・・。





お店ができたら、半年ぐらい休憩したいです・・・。

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