Yさんとの、ある日の会話。
-----ある日の会話-----
Y 「ねーねーRちゃん、あなた顔面神経麻痺になったんでしょ?」
わし「去年の暮れになったよ?」
Y 「顔面神経麻痺って、ヘルペスの菌でなるんだって?」
わし「そう。帯状疱疹のウイルス。」
Y 「水疱瘡と同じ菌でしょ?」
わし「うん。水疱瘡にかかると、そのウイルスが体に残ってて、それが自分が弱った時に出てくるのが帯状疱疹。そいつが耳の奥のほうの神経をやっつけて顔面麻痺になる。」
Y 「水疱瘡してない場合は、どうなるの?」
わし「さあ。水疱瘡はこどものうちにやっとかないと、大人になってから罹ると大変だって聞いたよ。かかったことないの?」
Y 「ないよ。予防注射したもん。」
わし「じゃあ、かかったのと同じでしょ。」
Y 「そしたら、私も顔面麻痺になる?」
し 「わかんないけど・・ウイルスがは常駐してても、普段は自分のほうが強くて押さえられてるから、必ずなるわけじゃないよ??」
Y 「それって予防できる?・・予防注射したらいいの?」
わし「知らないよ。」
Y 「顔面麻痺になったらイヤだから、お医者さんに一度聞いてみるわ。」
わし「・・・。そうすれば?」
-----後日の会話-----
Y 「やっぱり、予防注射しといたほうがいいんだって。」
わし「ふーん。」
Y 「顔面麻痺なんて、なったら大変やもんね。」
わし「・・・。」
Y 「あなたも大変な思いしたんでしょ?」
わし「うんまぁ・・大変な思いはしたね・・。」
Y 「私は、予防注射予約してきた。」
わし「そう、よかったね。」
Y 「うん。これで安心だわ。」
・・・。
・・・。
----- ・・・。 -----
わし、去年の年末に、顔面神経麻痺になりました。
ラムゼイハント症候群っていって、耳と頭が痛くてめまいがして、
そのあと、顔がゆがみました。
確かに・・ひどい目にあいました。
自分としては、まだ顔の右半分違和感があって元通りではないのだけれども、
誰が見ても、違和感もないと言うし、
家族が見て、麻痺があったことを忘れてるぐらいの程度に完治です。
このYさんとの会話の後、しばらく気分が悪かったんですよね。
・・Yさんは、もっともな質問をしていると思うのだけれども、
どうして、この質問が私の気分を滅入らせるのか。
うまく言えません。。。。
私、顔面麻痺になって、当時ずいぶん凹んだんですよ。
今も、ああ辛かったなぁって、人生終わったなぁ・・って、
苦しい思いをしたこと、過去にはなっているけど、
心の痛みはちゃんと覚えてます。
彼女も「つらかったんでしょ?」とは言ってくれてるけど・・・。
いやこれ、・・・心配されてる?・・・わけじゃないよね?
まぁ・・もう治ってるから、心配する必要もないけど。
だから、彼女はそんな目にあってはいけないので、予防注射すればいい。
彼女は彼女自身のことだけを考えてる。
・・・正しいよね・・・Yさんの、言ってることは。
・・・。
なんでだろ・・。
Yさんとは、もうあまり、話をしたくないと思うのは何故だ・・??